帯状疱疹後神経痛の対処法

水ぼうそうのウィルスは体内に潜んでいて、体力や免疫力が低下すると再び活性化し、帯状疱疹という病気になって現われます。水ぶくれや赤い発疹が現われ、ぴりぴりとした痛みを感じます。適切な処置を行えば数週間で完治しますが、いつまでも帯状疱疹の痛みが消えない場合、神経痛に移行した可能性があります。

　帯状疱疹は若い人でもかかりますが、高齢者は神経痛に移行する率が高くなります。帯状疱疹から移行した神経痛の症状には個人差がありますが、焼けるような痛みや電気が走るような痛みが出ることが多いようです。帯状疱疹にかかったら早めに専門医を受診し、神経痛の合併症を起こさないようにきちんと治療することが大切です。

　帯状疱疹の後遺症として神経痛になってしまうと、簡単には治りません。根気良く上手に痛みと付き合っていく工夫が必要です。帯状疱疹の後の神経痛には、睡眠時や何かに夢中な時には痛みが出ないという特徴があります。楽しめる趣味を見つけ、気分転換しましょう。

　身体が冷えると神経痛も悪化するので、入浴などで身体を温めるとよいでしょう。帯状疱疹や神経痛は、疲れやストレスが溜まっているというサインです。無理せず、睡眠や栄養を十分とり、今までの生活を見直してみましょう。